1990年に発売されたスーパーファミコン、1993年にAV仕様ファミリーコンピュータとして発売された通称NEWファミコンはいまだにレトロゲーム機として人気があります。
しかし、どちらもアナログ出力しかできないので現在の液晶モニターと接続するにに問題があります。
そこでケース別にHDMI化するにはどの方法が最適かを実際に購入して試してみた結果をまとめました。
HDMI化する理由
接続できる映像端子がない
2020年以降に製造されたテレビには、ほぼアナログ端子がありません。それらのモニターではHDMI接続でないとファミコン、スーファミ実機では遊べないという事になります。
映像がボヤケる、文字が読みにくい
モニターにコンポジット端子(AV端子)があり、接続できる場合でもNEWファミコンをそのまま液晶モニターに繋げると、解像度の違いからぼやけて見にくくなってしまいます。
初期のアクションゲームとかなら、これでも十分に遊べますが、困るのがRPGやアドベンチャーゲームなどのテキストが中心のソフトです。
ファミコンは、ただでさえひらがな、カタカナ表記ばかりで見にくいのにさらに画面がにじんでぼやけて見にくくなってしまいます。
古いモニターでS端子が付いている場合ならスーファミのみ高画質になりますが、将来的にS端子付きモニターが故障した時の事を考えるとやはりHDMI化しておきたいところでしょう。
Newファミコン、スーファミ同時接続問題
Newファミコンとスーファミを両方持っている人は多いと思いますが、両方に同じケーブルでアナログ接続する方法はコンポジット接続(AVケーブル)のみです。
以前に互換品コンポジット接続とS端子両対応ケーブルを使っていましたが、映像端子のみをプレイする度に差し替えなければいけなかったので面倒に感じてやらなくなりました。
HDMI化した場合、どちらもHDMIケーブル1本で済みます。
HDMIコンバーターを使う
本体の実機がある場合は、HDMIコンバーターを使うのが良いでしょう。
最大のメリットはNewファミコンとスーファミを同時にHDMI化できるばかりかゲームキューブやニンテンドー64ハードを持っている場合は4台同時にHDMI化できるという点です。
安いものだと1.000円程度から販売されていますが、ほとんどが中国製で「大きなノイズが入る」とか「白黒でしか出力されない」とか最悪まったく映らないといったレビューもあり、安物買いの銭失いになりかねないと躊躇していました。
で結局、どうしたかったって言うと・・・最初にこれを購入しました。
正確にはコンバーター機能のあるHDMIセレクターです。
【生産停止】ミヨシHDS-AV01

安いけどイマイチ信用できない中国製のHDMIコンバーターに対して日本メーカー製で価格は5千円をちょっとオーバーする程度。(購入時)
パッケージにはレトロゲームと最新ゲーム機がどちらも遊べるHDMI切替器と書いてあります。
改造する必要もなく誰でもかんたんにNEWファミコンをHDMI化できる商品です。
付属品は専用USB給電ケーブル、専用ACアダプタ、リモコンとなっています。
私は手元で切り替えしちゃうんで不要ですが、一応リモコン付属なので離れていても操作可能です。
この商品を購入した理由は以下のとおりです。
HDMIコンバーター機能
購入した最大の理由がコンポジット(黄、赤、白のAVケーブル)出力をHDMIに変換してくれるコンバーター機能です。
日本のケーブルを主に作っているメーカーのミヨシ製で1年保証が付いているので安心感がありました。
中国製よりもノイズが入ったり、白黒だったりする可能性が低いと思い、最悪ダメだったら返品すれば良いかな?と覚悟を決めました。
HDMIコンバーター単独機能だったら、ちょっと高いかな?と思うところですが、次で紹介する複数のゲーム機をワンタッチで切り替え可能なHDMIセレクター機能も付いているので1台2役なのが気に入りました。
最大で4台のゲーム機をワンタッチで切替

複数のゲーム機を毎回HDMI端子で接続するのは結構面倒ですよね。
HDS-AV01には3つのHDMI端子が付いているので例えばHDMI1にPS4、HDMI2にPS3、HDMI3にニンテンドークラシックミニと接続してAV端子にはNEWファミコンを接続すれば最大で4つのゲーム機を本体やリモコンのスイッチひとつで切り替えが可能です。
他にもHDMIセレクターは多く発売されていますが、HDMIに対応していないレトロゲーム向けにAV端子が付いているのがHDS-AV01のユニークな点です。

アスペクト比の切り替えが可能
従来のファミコンの4:3とワイド画面の16:9とスイッチひとつで切り替えが可能になっています。
安いHDMIコンバーターは、16:9に固定されている事が多いので自分の好みのアスペクト比が選択できるのは地味に良い点ですね。
1本のAVケーブルで4台のゲーム機をHDMI化
今回、ファミコンをHDMI化するのに任天堂純正のAVケーブルを使った訳ですが、このケーブルはNEWファミコン、スーパーファミコン、64、ゲームキューブと4つの任天堂のレトロゲーム機で使い回しが可能です。
AVケーブルをHDS-AV01に付けたままゲーム機本体を付け替えればNEWファミコンをHDMI化する事によって最大で4台分の任天堂のレトロゲーム機がHDMI化できるのです!
使ってみた感想
ちょっとドキドキしてNEWファミコンをAV端子に接続してみたらちゃんと映りました!
最初に起動してみたのはテキストが読みにくくて途中で断念していたラビリンス魔王の迷宮です。
最初が従来のコンポジット、次がHDMIの画像です。
HDS-AV01で出力すると色合いが明るめになるようです。


気になっていたテキストも輪郭がハッキリして読みやすくなりました。
スマホで撮った画像なので分かりにくいかもしれまん。
こうやって並べてみるとブレブレやん。もう一度撮り直そうかな。


テキストは、だいぶ読みやすくなったのでこれでファミコンのRPGなどのジャンルも色々と遊べそうです。
やっぱり買って良かった!とその時は感じましたが・・・
デメリット
やはり良い面もあれば悪い面もあります。
ひとつは、HDS-AV01にHDMIケーブルが付属していないのでケーブルをもうひとつ使う必要がある点です。予備のケーブルがない場合は購入する必要がありますが、最近はHDMIケーブルって安いですけどね。
それとこれはアナログをHDMIに変換するすべてのアップスキャンコンバーターで起こる事ですが、ゲームに遅延が起こります。
私が実際にプレイしてみて感じたのは、グーニーズや忍者くんでは特に問題なかったのですが、スターフォースでパーサーと合体した時に連射のスピードが遅い?と感じました。
それからマイティボンジャックでお仕置き部屋に入った時に脱出するために50回ジャンプをする必要があるのですが、ここでジャンプボタンを連打した時に明らかに遅いと感じました。
従ってシューティングゲームや連射が必要なゲームは遊べない訳ではありませんが、動作が遅くなる事を覚悟する必要があります。
オリジナルの時点ですでに処理落ちで遅延しているソンソンやエグゼドエグゼスはかなり厳しいです。これはもうアップスキャンコンバータの宿命として割り切るしかありません。
ただ連射が必要ではない通常のアクションゲームならほぼオリジナルと感覚は変わりないように感じました。
【失敗】中国製の安物HDMIコンバーター
あらたに購入して試してみたのがスーファミ本体に従来のAVケーブルに替えてHDMIコンバーターを取り付ける方法です。
とりあえず安さにつられて、こちらの製品を購入しました。スーファミだけじゃなく同じ規格のゲームキューブと64にも対応しています。(私はそれらのハードを持っていないので動作確認はしていません)
パッケージはこんな感じ。

内容物はこんな感じです。
一応、USB toマイクロUSBケーブルが予備電源として付属していますが、あくまでも動作が不安定な場合用で基本的に単独で動作します。

スイッチが2つ付いていて画質を720pと480p、画面比率を16対9と4対3にお好みで変更が可能です。

画質は?
かんじんな画質ですが、うーんまあコンポジットより輪郭がはっきりするだけマシかな?って程度。
とてもじゃないけどHDMI画質ではないし、S端子にも劣るほどで斜めに薄くノイズが入っているのも気になりました。
うーんノイズが入らないだけコンポジットのほうがマシかも知れない。

画質の切り替えはもとがもとだけに720pと480pどっちがどっちか分からないくらい見分けがつきませんでした。あんまり意味ないかも。

こちらが画面比率をスーファミ従来の4対3にした画像です。
こっちのほうがアラが目立たないかな?

2回目の仕様で破損
HDMI端子が異常に硬くて取り外しに苦労しました。ちょっと力を入れて引っ張ったら端子が飛び出てきて外れてしまいました。もろすぎる!

2回しか使ってないのに壊れたのでこれは完全に失敗でした。
さらにNEWファミコンでは、音声が出力できても映像は出力できず。使い回しはできないのでスーファミから64までの任天堂ハード専用HDMIコンバーターだったようです。
コロンバスサークルHDMIコンバーター V3
互換機で定評があるコロンバスサークルから2026年1月30日に発売されたゲームキューブ本体・N64本体・スーパーファミコン本体・Newファミコン対応のHDMIコンバーターがHDMIコンバーター V3です。
それ以外にも任天堂の旧ハード、ゲームキューブ、64にも対応しています。
これまでのバージョンに新たにコンバーター本体に「通気口」を設けた、通気性に配慮した製品としてモデルチェンジしています。

以前のバージョンも好評なので今回も安心して使えそうです。
私が現在、NewファミコンとスーパーファミコンをHDMI接続するのに使っているのでおすすめです。
箱を開けると本体と任天堂専用端子がくっついた状態の商品があって説明書はありませんでしたが、箱裏に説明書きがあります。HDMIケーブルも付属しています。

本当はコンポジット接続と比較したかったのですが、手持ちの機器でアナログ出力ができないので諦めました。
画質
こちらがHDMIコンバーター V3で接続したスーパーマリオのNewファミコン画像です。
確実にコンポジット接続よりは輪郭がハッキリして発色も良くなりましたが、正直期待していたほどでもなかったかな。NewファミコンでS端子接続ができたらこれくらいの画質かなという実感です。

4:3と16:9で切り替えが可能ですが、16:9にするとどうしても間延びするのでやはりオリジナルの4:3がおすすめです。

気になる遅延ですがシューティングゲームのスターソルジャーをプレイしてみて感覚としてはまったく感じませんでした。
厳密に言うとわずかな遅延はあるのでしょうが、これはなかなか良いぞ!
テキストまではクッキリとは言えない?
アクションゲームなら問題ありませんでしたが、テキスト主体のアドベンチャーゲームではどうかなと『さんまの名探偵』を起動してみました。
うーんちょっと微妙かな。コンポジット接続よりは当然良いけど、輪郭がそこまでクッキリしてないし、にじみも残ってる。レトロゲームなら文字がそこまで小さくないからプレイする分には支障がなさそうだけど。

S端子接続が可能なスーパーファミコンではどうかなとプレイしてみました。
もともとのスペックが高いだけにこちらのほうが良い感じかな?それでもS端子クラスの画質でしょうね。

総評
価格がHDMIコンバーターにしてはやや高いかなと感じましたが、HDMI接続できるファミコン+スーファミ互換機を購入するよりは安く済むという価格設定のようです。なのでファミコンやスーパーファミコンの実機を持っている人、さらにゲームキューブやN64の実機を持っている人には良いのではないでしょうか。
HDMI対応の互換機を購入
特許権の切れたファミコン、スーファミ本体の互換機はいくつか発売されており、その中にはHDMIで出力できる互換機もあります。
任天堂以外が製造しているのでソフトによって100%起動する補償はありませんが、Newファミコン、スーファミ実機がない場合は一番手軽にHDMI化ができます。

レトロフリークを使う
NEWファミコンをHDMI接続して手軽に遊びたい人ならHDMIコンバーターだけでも十分ですが、本当の高画質でガッツリ遊びたい人におすすめするのが最強ファミコン互換機のレトロフリークです。
少々値は張りますが、インストールして直接HDMI出力するので独自の高画質かつソフトの入れ替えが不要、スーファミやPCエンジン他ファミコン以外のレトロゲームも遊べる、オートセーブ&クイックセーブ機能などメリットが数多くあります。
たまに色味がおかしかったりもあるし、NEWファミコンで直接遊んだり動作確認もするので私はHDMIコンバーターとレトロフリークを併用しています。

まとめ
モニターにアナログ端子があっても無くてもNEWファミコン、スーパーファミコンをHDMI化するのは効率化と高画質化の為に必須と言えるでしょう。
実機を持っている場合、一番安価かつ確実なのがHDMIコンバーター V3、実機を持っていない場合は、ファミコン+スーファミ対応HDMI互換機、少々値段が張っても本格的にクッキリ高画質かつ多機能で遊びたい人はレトロフリークをおすすめします。




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